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オーディション時期 1990年

男性、受験時の年齢 18歳

 

オーディションを受けた経緯

 新聞の折り込み求人に、モデル事務所がモデル募集のオーディション実施の案内を掲載しているのを目にしました。
 当時高校3年生・18歳の私は、同級生からも「モデルになれるよ」と持て囃されいたこともあり、両親に相談することなく、履歴書に顔写真と全身写真を添えてオーディションへ応募したのでした。

 

オーディションに向けて頑張ったこと

 オーディションへ応募した後、モデル事務所からオーディションの実施日や会場などが記載された案内状が郵送されてきました。会場は、原宿駅から徒歩15分ほどのマンションの1室。
 指定された時間に会場へ到着すると、そこには既に数十名の応募者がおり、自分が呼ばれる番を待っている状態でした。
 オーディションは、面接も程々に次々と写真撮影に移っていく感じで、機械的なものだと感じました。
 これがモデルのオーディションなのだろうかと、やや疑問も抱く内容ではありました。

 

オーディションで失敗したこと

 オーディションを終えた数日後、「合格」の通知が郵送されてきたのです。私は舞い上がるような気持ちでした。学校の同級生にも合格したことを話し、同時に両親へも、モデルのオーディションへ応募し結果合格したことを告白したのです。
 今後についての説明会と称し、オーディション合格者が集められました。オーディション会場とは別の、スタジオのような場所です。そこでの説明では、登録代と売り込みの為の写真集代金として、20万円の支払いが必要ということだったのです。
 費用について両親に話すと、「本当にモデルとして採用されるなら費用など請求されない筈だ」と諭されたのですが、「モデルになれる」思いで舞い上がっていた私は、何とか支払ってもらえるようお願いしたのです。
 しかしモデル事務所へ登録後は、こちらか連絡を入れなければ、事務所からの連絡は一切ありませんでした。確かにいくつか、エキストラ程度の仕事を頂くことはありましたが、暫くした後その事務所は消えてしまったのです。ほぼ詐欺にあったのも同然の状況となってしまったのです。

 

失敗から学んだこと、今後の対策

 当時は、現在のようにインターネットなどが普及していない時代で、なかなか情報収集が難しいことは否めませんが、モデル募集をしていた事務所に対し、あまりにも下調べが足りなかったと思います。
 また、「モデルになれる」ことに対し、お金を取られるという不自然な状況をも見抜く能力が、当時の私にはなかったとしか言えません。
 上手い話には、逆に慎重になって考えなければならないことを覚えました。

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