課題曲を勘違い!途中で演奏中止になるハプニング

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課題曲を勘違い!途中で演奏中止になるハプニング

オーディション時期 1980年

男性、受験時の年齢 23歳

 

オーディションを受けた経緯

 若い頃、ベンチャーズに夢中だった私は、寺内タケシとブルージーンズに出会い、ギターミュージシャンを目指すことを決意しました。もう37年も前の事ですが、ラジオで寺内タケシのオーディションを知り、応募しました。

 

オーディションに向けて頑張ったこと

 課題曲は『京都慕情』という私もよく知っている曲でした。
 オーディションに向けて毎日毎日集中して練習していました。
 とにかくまっしぐらに弾いてました。これで受かったら次は何を弾こうかなどと妄想していたほどです。

 

 オーディションは横浜公会堂で行われました。審査員に寺内タケシ氏、そして芸能プロの人が4~5人いたと思います。
 司会は当時の人気ドラマ『サインはV』の大本龍子役の女性でした。
 ギター審査は”ブルージーンズ”をバックにギターを弾くというものでした。今思えばとても光栄なことでした。

 

オーディションで失敗したこと

 とにかく緊張していた事を覚えています。
 段々順番が近づいて来て頭の中が真っ白になっていったのを今でもリアルに覚えています。
 いよいよ私の番。
 練習してきたことを思い出して、意気揚々と弾き始めました。
 ところが、演奏開始早々、違和感に気づきます。曲のキーが全く合わなかったのです。
 途中で演奏にストップがかかりました。幸い弾き直しとなったのですが、キーが合わないことから、ドラムだけをバックに弾きました。
 結果はもちろんダメでした。

 

 私はずっとベンチャーズの『京都慕情』と言う曲練習していました。
 ところが、課題となっていた曲は、寺内タケシの『京都慕情』で、同じタイトルでもベンチャーズのものとは別物だったのです。
 完全にやらかしてしまいました。

 

失敗から学んだこと、今後の対策

 この失敗から、オーディションの課題は正確に把握しなければいけないことを学びました。
 私の場合は、同じ曲名だからきっとこれだろうと、きちんと確認しないでオーディションに臨んでしまったのが悪かったのです。
 これからオーディションを受ける若い世代の方たちには、どうか私のような失敗をしないよう心がけて欲しいと思います。

 

 また、私の場合は基本的にスキルが足りなかったことも不合格の理由だと思います。
 1曲2曲弾けるくらいでは論外だと思います。
 オーディションを受けるということはプロを目指すということです。
 ちょっと上手くギターを弾ける程度では甘かったです。

 

 ちなみにこの時に受かったのが元ブルージーンズの宇津木さんです。
 彼の演奏を見たことも実力不足を痛感した理由の一つでした。

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