演出家 長谷川侑紀様からのメッセージ

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演出家 長谷川侑紀様からのメッセージ

オーディション

 

演出家
長谷川侑紀

 

●はせがわゆき●

 

大学を卒業してもやりたいことが見つからなかったある日、職場の友人が「おもしろい舞台があるから観に行こう」と誘ってくれました。
それは、一つの箱が山になったり、家の中のテーブルになったりして、観ている私の想像力を掻き立ててくれる、とてもおもしろいお芝居でした。そして、ふと思い出したのです。小学5年生の時、クラスの毎月お誕生会で、私たちのグループが毎回みんなでお芝居を考えてやっていた時の楽しさを。
「私のやりたかったことは、これだ!」と、その日、舞台の演出家になることを決めました。
私は作品を作り上げる度に、小学生の時にみんなでワイワイ言いながら作った、その楽しさを皆さんと味わっています。

 

 

池袋演劇祭参加作品「贋作 サロメ」キャストオーディション について

このオーディションは、ふるい落とすためのものではありません。
当日、私が今回の作品『贋作サロメ』で皆さんにどんなことをやってほしいか説明させていただきます。
そして、「おもしろそう!」「やってみたい!」と思えた方は一緒にやりましょう!
これは、作品を創造する楽しさを味わっていただくための公演です

 

求める人物像

やりたい気持ちのある人なら誰でも歓迎します!
オーディションの時に、そのやりたい気持ちを自分なりに私に見せてください。
それは、私がかける音楽に合わせて踊ることだったり、
「あなたの喜んでいる状態を、私に見せて」という身体表現だったり、
「このセリフは、どんな状態にある人が言うと思いますか?」という質問に答えることだったり。
私は、その時「何ができたか」ではなく、あなたが「どんなふうに取り組んでいるか?」を見せてもらいたいです。
制限時間の中で最後までアイディアを絞り出して頑張れるか、途中で諦めるか。
できる人は、自分がどう動けば観客は美しいと思ってくれるか、いうところまで挑戦してください。
また、どんな課題でも真摯に取り組めるか。
一緒にオーディションを受けているメンバーにどんな風な態度で接するか、も重要です。
なぜなら、舞台はチームで作り上げるものだからです。
心配はいりません。
日常生活ではコミュニケーションが苦手でも、お稽古の時・舞台に上がった時だけは元気になれる、という人は、プロの俳優さんの中にもいます。
どうぞ、そのままのあなたにお会いできることを楽しみにしています!

 

オーディションでしないほうがよいこと

他人になろうとしないほうがいいです。
自分以外のものにはなれません。
また、オーディションの審査をする人達は、人間を見る目が非常に鋭いです。
嘘はすぐバレます。指摘されないにしても。
あなた自身の魅力を、自分の中から掘り出してください。
それが、最初の1歩です。

 

オーディションを受ける方へのアドバイス

自分と他人とを比較しないことです。
持っている遺伝子が違う以上、必ずあなただけにしかできないこと、あなただけの魅力があります。
それを見つけるために、他人と自分を比較するのは構わない。
「あの人はできるのに、自分はできない」と悲観しそうになったら、
「では、あの人ができなくて、自分ができることは何?」と発想を転換しましょう。
あの人にはない魅力で、自分にあるものはないか、徹底的に自分の外面も内面も探しましょう。
磨けば光る場合もあります。
腐りそうな気分の時、落ち込みそうな時は、自分から抜け出して、心の目で外から自分を見てみましょう。
「なんか笑える、今の自分」と思えたら、大丈夫です。
それでも笑えない時は、泣きつける人に泣きつきましょう。
苦しみや辛さを乗り越えるためには、泣きつける相手、わがままを許してくれる相手はとても大切です。お互いにそういうことのできる大切な人を、一人でいいから見つけましょう。
その人との関係を続ける努力は、あなたを人間としても成長させ、また芸の引き出しをも広げます。
「私って、なんかいい感じ」自分でそう思えたら、きっとその時あなたは輝いているはずですから。

 

オーディションの詳細・応募

池袋演劇祭参加作品「贋作 サロメ」キャストオーディション

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